コラム
2025/06/04
こんにちは。
一宮市・江南市を中心に、屋根修理や外壁塗装を行っているモリテツです。
今回のコラムは、少し毛色を変えて「瓦屋の広報活動」についてお話ししてみようと思います。
屋根工事というと、普段の生活ではなかなか接点がない職種だと思います。お客様が「屋根に不具合が起きた」と感じて初めて関心を持つ、目立たないけれど暮らしを支える存在です。
しかし、地域に根ざす工事店としては、「皆様に広く知ってもらう努力」もとても大切です。そこで私たちは、イベント出展などを通じて、少しでも瓦や屋根のことを身近に感じていただけるような工夫を続けています。
とはいえ、これがなかなか悩ましいのです。
たとえば、InstagramやYouTubeといったSNSでも情報発信はしている業者様はいらっしゃいますが、屋根工事の魅力を伝えるのは意外と難しいものです。動画や画像ではいつも同じような画角になってしまい、どうしても地味に見えてしまいます。
そこで私たちが挑戦しているのが、「体験できる広報」です。いくつか実際に試してきた取り組みをご紹介します。
子どもたち向けの「瓦葺き体験」や「シックイ塗り体験」は、毎回ご好評いただいています。
瓦を並べたり塗ってみたりすることで、職人の仕事体験ができる貴重な機会になります。手を動かして学ぶ体験は記憶にも残りやすいようで、毎年出展しているイベントでは「またやりに来た」と言ってくださるお子さんもいます。
建材メーカーのケイミューさんにご協力いただき、軽量瓦「ROOGA(ルーガ)」の展示も行いました。
実際に瓦を持っていただいたり、鉄球を落として衝撃性能を体感してもらったりと、屋根材を少しでも身近に感じてもらう展示を意識しています。
「こんなに軽いの?」「割れないんだ!」といった驚きの声もいただき、やはり実物に触れる力は強いなと感じています。
↓写真の右側がROOGAに鉄球を落とす体験です。
以前、室内のイベントにご招待いただいたのですが、「屋根屋が室内で何ができるんだ」と悩み、苦肉の策でお子さま向けにお家のペーパークラフトを作ってみました。
屋根を好きな色に塗ってお家を作り、コルクの土台に建築模型のカスミソウなどを植えてもらうものです。
……が、6時間のうち作ってくれたのはなんと1人でした。それでも、机の上に置いておくと目を引くようで、子どもたちから「これちょうだい」と言われ、チラシ代わりにはなったように思います。
三河の瓦メーカーの、栄四郎瓦さんにご協力いただき、体験イベントに参加してくださった方へ瓦でできた箸置きをプレゼントとしてお渡ししました。老若男女問わず「かわいい!」「家で使いたい!」という反応があり、その好評ぶりに私たちも驚きました。
↓写真の右側にあるのが箸置きです
インターネットで調べてみると、瓦を使った流しそうめんや、瓦割り風の撮影スポットなど、他の地域でもユニークな取り組みがあるようです。
“屋根”という専門的な分野でも、発想しだいで地域との接点をもっと増やせる。そう思えるようになってきました。
これからも、ちょっとでも“おもしろそう”“触れてみたい”と思ってもらえるような仕掛けを続けていきたいと考えています。
モリテツでは、屋根のこと、外壁のこと、そして住まいの安心に関わることを、もっと身近に感じてもらえるような活動を続けてまいります。
地元のイベントなどで見かけた際は、ぜひお気軽に声をかけてくださいね。
インスタグラム⇒@morite2works
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