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2025/05/21

プロが絶対におすすめしない「石粒入り塗料」について

こんにちは

一宮市・江南市を中心に、屋根修理・外壁塗装などをしているモリテツです!

石粒入り塗料とは

時おり、「自然石を配合した石調の塗料」といった、高級感がありそうな謳い文句の塗料に出会うことがあります。この塗料は中に雲母などの石粒が混入されています。

しかし、当社は石粒が入っている塗料をお客様におすすめすることはありません。

実際に、相見積もり先で石粒入り塗料が候補に挙がっている場合は、はっきりと「やめたほうがいいですよ」とお伝えしています。

石粒入り塗料をおすすめしない理由は、主に次の2点です。

① 石が剥がれ落ちることで表面の劣化が早い

塗料に含まれている石が重みに負けて剥がれ落ちてしまい、表面がボロボロになってしまうケースが多々あります。

業者の中には「20年持ちます」と言うところもありますが、実際にはそこまで持つかは非常に疑わしいです。20年持たせたいなら通常の無機塗料の方が断然おすすめです。

② 将来的な塗り替えが難しい

もうひとつ大きな問題が、塗り替え時の「膨れ」のリスクです。

石と石の間に空気層ができ、その上から新たに塗料を重ねると、塗膜内に閉じ込められた空気が外に出ようとして塗料が膨れ上がる現象が発生します。

これは既存の石粒入り塗料に普通の塗料を重ねる時でも起きる現象です。

これについても「塗り替えできます」と言ってしまう業者がいるのですが、膨れを起こさず塗り重ねる方法は現状ありません。

天然石みたいな見た目にしたいときは

当社でも取り扱っている旭化成の「グランロック」という塗料は、石調のチップが入っています。天然石のような見た目で非常に美しいと好評な塗料です。このチップは石ではなくゲル素材でできており、軽量かつ剥がれ落ちる心配もありません。

見た目の高級感とメンテナンス性の両立が可能な、バランスの良い製品です。

コラム:高級感のある塗装材 旭化成「グランロック」

まとめ

聞いただけでは「自然石入りの塗料」の方が上質そうに思えるかもしれませんが、実際には、話のイメージだけで選ぶと後々後悔する可能性があるのが塗料の世界です。

私たちは、お客様が10年・20年と安心して住み続けられるように、「本当に長持ちする塗料とは何か」を基準にご提案しています。

ご希望があれば、天然石風の見た目を取り入れつつ、機能性も兼ね備えた選択肢をご提案いたします。

塗料選びに迷った際は、ぜひお気軽にご相談ください。


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