コラム
2024/05/08
こんにちは
一宮市・江南市を中心に、屋根修理・外壁塗装などをしているモリテツです!
今回のコラムでは、屋根の専門家からみて、実は耐震補強において屋根を軽くするのは後回しでもいいという話をしたいと思います。
災害が起きると必ずと言っていいほど瓦が脱落する光景がテレビで流れます。
このような映像が流れるたびに、「瓦は危険だ」というイメージばかりが一層広まりました。
確かに、災害で瓦が落ちるのは危険であることに変わりはないのですが、瓦の重さが耐震性に直結するかと言われると、少し疑問が残ります。
©gemini
実は、住宅の耐震性を高める上で、「屋根を軽くする」ことの優先度はかなり低いのです。読売新聞の記事によれば、耐震補強の優先順位は以下のようになっています。
屋根よりも、壁や柱の強度を強くすることが優先されています。
屋根の専門家として、屋根の重さだけが家屋倒壊の原因ではないことをお伝えしたいと思います。
繰り返しになりますが、実際の倒壊の主な原因は住宅の耐震性能が低いことです。1981年以前の建築基準では根本的な耐震性が不足しており、加えて1981年から2000年に建てられた住宅の約8割も耐震性が不十分で倒壊のリスクが高いと言われています。そして、耐震性能において重要なのは柱や壁、基礎の強度です。
つまり、屋根が軽くても柱や壁が弱ければ、家は壊れてしまうのです。
その一方で、屋根を軽くしたい場合は、土葺きの瓦屋根から板金に替えることで約7分の1まで軽くすることができます。
おすすめの板金屋根⇒プロがすすめる究極の屋根「Tルーフ」
家屋倒壊は地震が起きた際の主な死因です。自宅の耐震性をきちんと把握し、必要に応じて補強や改修を行うことで、地震による被害を最小限に抑えることができます。
もちろん、「屋根を軽くしたい」というご要望があった際には、お客様の屋根に適した商材でご提案させていただきます。ですが、とにかく耐震性を上げたいという方は、一度専門家による耐震診断を受けてみることをおすすめします。
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